【マネジメントQ&A】Q2 チームワークを乱す人への対応方法は?


Q2 【質問カテゴリ:教育・指導】

チームワークを乱す人がいて,チームがまとまりにくいです。どうすればよいでしょうか。



回 答

どこの職場にもこのような人はいますね。

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  •  ミーティングや会議等で決まったこと、確認されたことなのに、実行しない人 
  • 何事にも反対する人 ・自分勝手に行動する人 

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このような人は陽の反発者 ですね。陽の反発者はわかりやすいです。

 対応方法は、リーダーが既然的態度をとって戦うことですね。 


難しいのは、陰の反発者です。 

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  • ミーティングや会議等で決まったことや確認されたことに従う振りをするが、ポーズだけで中味が伴わない人
  •  陰で否定的な発言をする人
  •  何となく乗ってこない人、ネガティブな雰囲気や発言をする人

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対応方法は、このような人にエネルギーを使っても効果は余り期待できないですね。

それよりも、積極的に実行する方や、さらに進めようとする方などを増やし、職場の雰囲気や日常業務の進め方を変えることです。 

職場の“当たり前”が向上すれば、それについてこられない人、同調できない人は自ずと居づらくなり、自分の行動を変えてくるか、離れていくことと思います。

 決して、差別したり、いじめたりしてはいけません。“チャンスは平等、評価は個別、選択は各自”が基本です。

この基本を守っていれば、労働基準法等に抵触することはありません。

なお、心配な場合は、人事担当者に早目に相談することです。 「真の賛同者・協力者」と一緒になって職場を牽引することで、「職場環境によって態度が変わる」人達が追随します。 結果、職場の価値観や雰囲気などの“当たり前”が向上します。その向上したことが“当たり前=スタンダード”になると、負・陽の反発者は、態度を変えるか、異なる組織に身を移すか、各自判断してきます。 

ただし、だからと言って、職員全てが前向きな人になるわけではないです。それが組織と言うものであり、ヒトというものです。 

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